こんな人におすすめ
・体型に悩んでいて、部屋が散らかっている
・痩せたいけれど、まず何から始めたらいいかわからない
部屋が汚い頃のわたし
以前のわたしは片付けが苦手でした。
あちこちに洋服が落ちていたり、洗濯物も溜めがち‥郵便物や仕事の書類やらも雑多に置いてあり、とにかくごちゃごちゃしていました。
そんな頃のわたしの特徴として下記のことが上げられます。
後回しグセがある
物事が続かない
ご説明していきますね。
後回しグセがある
何をやるにしても、「面倒くさいからあとでやろう」という精神で、すぐにやるべきことをやるというのが苦手でした。
書類は提出期限ギリギリまで放置、洗濯物は下着がなくなったら、洗い物は使えるコップがなくなったら‥という感じでした。
散らかった部屋が心地いいというわけでは全くなく、むしろ「掃除しなくちゃ」「片付けられるようになりたい」という思いはあったのですが、「時間があるときにやろう」と後回しにしていました。
物事が続かない
大抵のことは3日と続けられず挫折していました。
単純に気分が乗らず面倒だからその物事が実行できないということもあれば、部屋が汚いせいで、何かを実行するにもまずは片付けてからでないとできないというような状況も幾度とありました。
たとえば、「筋トレをしたいけれど、筋トレをするにはまず床に散らかっている洋服を片さないと」というように、散らかっていることが何をするにも最初の壁となっていました。
何事も続かなかったので、もちろんダイエットも成功したことがありませんでした。
部屋を片付けたきっかけ
そんな変わらない日々を過ごしていたある日、友人が家に来ることになりました。
普段あまり人を家に呼ぶことがなかったので、その当時も家の中は散らかり放題でした。
とても人を家に上げられる状態ではなかったため、休日を使って大急ぎで片付けをした記憶があります。
友人が家に来たときに恥ずかしくないよう、見た目をまず整え、不要なものはこれを機に処分しました。
部屋を片付けて感じたこと
ずっと散らかった部屋で過ごしていたわたしですが、友人の来客を機になんとか家の中を整えることができました。
そしてキレイになった部屋で過ごしたときに感じたことがあったので、そのことについてお話していきます。
いらないものがたくさんあった
心と体がスッキリした
一つずつご説明していきますね。
いらないものがたくさんあった
片付けをしたときに、買ってから一度も使っていないようなモノ、今のわたしには必要のないモノなど、いらないモノで溢れていたことにびっくりしました。
購入したときには自分にとって必要だと思い買っていたのですが、部屋を片付けてから
「あれ?同じコスメ2個ある」
「このトップス、合わせるボトムスがなくて結局一回も着ていないやつだ」
など、自分が持っているモノを把握しきれていないことから、自分に必要なモノの判断が鈍くなってしまい、無駄な出費を重ねてしまっていたことに気づきました。
片付けをしたことで自分にとって必要なモノ、大切なモノがハッキリとわかるようになり、よく考えてからモノを買うようになりました。
心と体がスッキリした
それまでの散らかった部屋で過ごす自分を振り返り以前の私と比較すると、明らかに精神的に変化がありました。
以前の雑多にモノが散らかったお部屋では心が落ち着かず、何かを忘れている気がしてしまったり、やる気も出ませんでした。
振り返ると、常に「あ〜片付けないと」など「〜をしないといけない」という思考が巡っていて、片付けないといけないと思いつつ片付けられない自分が情けなく、さらにストレスを感じていた自分がいました。
お部屋がスッキリしてからは、そういった何かに追われるような感覚はなくなり、心と体がスッキリとした感覚を味わいました。
部屋を片付けたら痩せた
すぐやるクセがついた
物事を以前より続けられるようになった
モノの必要量が把握できるようになった
ダイエットにどうつながったかを含めてお話していきます。
すぐやるクセがついた
最初にお話させていただいたように、以前のわたしは後回しグセがありました。
しかし、お部屋が綺麗になってからはと言うと、散らかっている時よりも物事への取り組みに対するハードルが下がったので、やるべきことをすぐやれるようになりました。
わたしのわかりやすいエピソードをご紹介させていただきます。
面倒な書類もパパッと
たとえば、何かの書類の手続きをするとします。
その書類を「どこにしまったっけ?書くために他に必要なものはどこだっけ?」と探す手間があると、それだけで物すごくおっくうな気持ちになりますよね。
お部屋が常に片付いていることで、どこに何があるかもすぐにわかりますし、テーブルなどの作業環境も確保されているので、パッと書類を出して記入することができます。
自炊ができるように
以前のわたしは貧血になってしまった時期もあるほど偏りのある食生活を送っていました。
その理由の一つに自炊が全くできていなかったというのがあるのですが、料理ができない原因は洗い物がすぐ溜まり、それを洗うのが面倒だからでした。
洗い物が溜まっているのを見ると、料理する気が失せてしまったなんてご経験皆さまはありませんか?(わたしだけかな‥)
料理が面倒だと思うと、コンビニ弁当や惣菜など、適当に済ませたりしてしまいますよね。
ところが綺麗なキッチンであればまな板と包丁、フライパンをサッと出して、すぐに調理ができます。
常に料理を始めやすい環境にあることで、調理を始める難易度が下がり、自炊が以前よりできるようになりました。
すぐやることで痩せた
このように物事に取り組みやすくなり、後回しにするクセがなくなったのですが、このライフスタイルがダイエットに効果がありました。
どんな風に効果があったのかというと、すぐやる=自然と活動量が増え、消費カロリーが上がったことで痩せやすくなったのです。
「あとであとで」とだらけていたときは、なんでも限界がきてから思い腰を上げて家事をやったりしていましたが、すぐやることでこまめに動くことができるようになりました。
以前は休日に一日中ソファにしがみついていたようなわたしなので、あまりお腹が空くこともなかったのですが(だけど食べてた)、やるべきことをすぐやるだけで、お腹がきちんと空くようになりました。
また自炊をするようになったことで以前よりも栄養バランスの偏りが改善されたことも良い影響でした。
物事を続けられるようになった
後回しグセがなくなったことの延長になるのですが、やろうと思ったことをすぐやることで、継続して行えることが増えました。
といっても、いきなり大きく何かを変えたわけではありません。
自分ができる範囲のことから少しずつ習慣化していった感じです。
たとえば、帰ってきたら服を必ずハンガーにかけるなど、キレイな部屋をキープするために小さなことから始めました。
お部屋が片付いていることで、服もサッとかけることができ、何も難しい作業はありませんでした。
このように、ちょっとしたことでも続けられるようになったのはわたしにとっては大きな進歩です。
ここから少しずつ習慣化できるものを増やしていき、ダイエットを継続することができています。
お片付け後新たに取り入れたわたしの小さな習慣に関してはこちらをぜひお読みください。
モノの必要量を把握できるようになった
モノで溢れかえっていると、自分の持ち物を全て把握できていないことも多いですよね。
使わないままのアクセサリーやコスメ、着ることのないお洋服たち‥
整頓されていないことで、ふとした時に床に落ちている物を踏んでしまったり、使うことがないまま捨ててしまったモノはありませんか?
これらの状況はモノの必要量を把握できていなかったり、モノを大事にできていないことで生じますよね。
わたしも先述したように、モノで溢れ、散らかった部屋で過ごしていたときは何が必要か把握できていませんでした。
こちらの項では、整理整頓して、必要なモノがわかってからわたしに起きた変化を紹介します。
無駄なモノを買わない
今家に何があって、何を買い足さなくてはならないか考え、無駄なモノを増やさないように買い物をするようになりました。
不必要に買い物をしなくなったことで、家に食料を無駄にストックすることもなくなりました。
ちなみにこの必要なモノを買うという思考で、家計管理もできるようになっていきました。
ダイエットとお金の管理に悩んでいるという方は、ぜひ家計管理とダイエットの記事に関しても合わせてチェックしてみてください。
カラダに対しても同じ
上記の何が必要かを考えることは自分の体型にも同じことが言えます。
わたしは必要のないモノを買い込んでしまっていた頃は、食事も同じように不必要に何かを食べてしまうことが多くありました。
不摂生で、自分の体を大事にできていたか問われるとそうでなかったように思います。
しかし部屋が片付くことで、それが体型の管理にもつながっていきました。
もともと食べることが好きなので、部屋を片付けてから急に食欲がコントロールできるようになったというワケではありません。
しかし「自分の体に今必要なモノを取り入れる」と考えられるようになることで、以前よりも何となく食べるというのが減り、摂取カロリーが抑えられるようになったのは事実です。
実際、家にストック買いしていた頃よりも少ない食料で過ごすことができていました。
カラダのことを考えよう
自分の体を大事に思うようになると、その体に身につける物だったり、体内に入っていくものも自然と気にかけるようになっていくと思います。
自分の体をゆっくりと見つめ直すためにも、まずは自分の身の回りを整えて、心にゆとりを持てるといいかもしれません。
部屋が汚いと太りやすいのは本当
ということで、お話していきます。
ストレスホルモンの分泌
意志力の持続困難
上記2つに関してご説明していきます。
ストレスホルモンの分泌
散らかった部屋というのは物が多いですよね。
それだけ情報量も多いので、その空間にいるだけで脳は自然とストレスを受けています。
無意識のうちに、「片付けをしないと」「あれは必要だろうか」など考えがよぎる事で、少しずつストレスが溜まっていきます。
人はストレスを受けるとストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールというホルモンが体内で分泌されます。
ストレスに対抗するために分泌されるホルモンではあるのですが、あまり分泌が増えるとイライラしたり、記憶力の低下や暴飲暴食などを引き起こしてしまいます。
そしてなんとこのコルチゾール、数値が高い状態が続くことで太りやすくなるんです。
というのも、コルチゾールは代謝に影響を与えており、値が高いことで体に栄養が足りてないと思い込み、摂取した糖をどんどん皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えてしまうのです。
片付けができていない→部屋からストレスを受ける→太りやすくなる
負のスパイラルですね。
意志力の持続困難
人の「何かをしよう」と思ったときの意志力というものは有限なのですが、この意志力「〜をしなくちゃ」と思っているだけでも消費してしまうのです。
たとえば、「お部屋が汚いから片付けなくちゃ」と思っているだけでも消耗してしまい、結果やる前に意志力がなくなってしまうということがあるのです。
つまり、汚い部屋で過ごしているとやる気や行動力が低下し、ダイエットの継続も難しくしてしまうことにつながります。
食事は明日から見直す。
筋トレは明日から始める。
遅い時間だから今日はもういいや。
皆さまもこんな風に思われたことはありませんか?
明日から明日からと先延ばし癖があったり、やることを諦めてしまったり、この意志の弱さは環境から大きく影響を受けていたのです。
ダイエットをしたいけれど成功できない人たちは、物事を継続したい意志がありつつ、でも環境が整っていなかったことでその意志力の持続を難しくしてしまっていた可能性があるということですね。
もちろん、どんな環境でも変わらず、ストイックに頑張れる人もいらっしゃいます。
しかし多くの方が難しいと感じるのも事実だと思います。
難しい場合には、より自分が物事を継続しやすい環境をつくる必要があったのです。
生活環境の影響を受けている
このように、知らず知らずのうちにわたし達は生活環境から大きな影響を受けて生活しているんですね。
自分の体をコントロールするためにも、周囲を整えて自分が生活しやすい環境にすることが大事ですね。
部屋を片付けよう
ここまでお読みになってくださった方には、ダイエットには周囲の環境を整えることが大切だということをわかっていただけたのではないでしょうか。
何から手を付けたらいいか分からないという方は、まず下記のことから実践してみてください。
曜日ごとに片付ける場所を決める
既にある程度片付いている人は別として、最初の片付けって意外と労力を使いますよね。
わたしも休日を何日か使っていらないものを捨てたり、お部屋の中を少しずつ整えていきました。
いきなり家の中全体となると挫折してしまうので、おすすめは曜日ごとに掃除する場所を決めることです。
月曜は洗面所、火曜はトイレ、水曜は玄関‥など、1箇所ずつまずは整えていくのが負担が少ないです。
最初の片付けが一番大変かと思いますが、ある程度キレイになればその後の管理やお掃除は楽になります。
使ったら戻すを習慣に
お部屋を片した後はキレイになった状態をキープできるかが重要ですよね。
あまり神経質になり過ぎるとそれがストレスになってしまうので、自分の中で一定のルールを持って片付けることがポイントです。
わたしはハードルを高くすると続かないことを自覚していたので、お部屋をキレイに保てるよう一つだけ目標を掲げました。
それは、"使ったら元あった場所に戻す"というものです。
洗面所とかで歯磨き粉を取ったら元の場所に戻しますよね。
それだけです。
ほかのモノも使ったら戻す、を目標にお部屋が散らからない様に気をつけました。
これができるようになるだけで、お部屋がそう汚くなることはないと思います。
わたしはこれだけを意識して綺麗なお部屋をキープすることができているので、いつもすぐ汚くなってしまうという方はまずこれから意識して取り組んでみてください。
片付け始めたら大きな一歩
片付けたり、キレイなお部屋をキープできるというのは、今まであまり片付けの習慣がなかった人からしたら最初は難しいですよね。
簡単なことではないので、もしそれができたら住環境をきちんと整えられる自分に自信を持ってください。
なんでも一度溜めてしまうと大抵の家事は大変ですが、溜めないうちに片付けるラクさに慣れてしまえばもう好循環のはじまりです。
できていない人からするととても自分を律しているように思われるかも知れませんが、散らかさないことが習慣となってしまえばもう難しいことはありません。
そしてお部屋環境が整うと、先述したようにメンタルにも良い影響を与えるので、自然と生活全体が整ってくるはずです。
私は何か自分を変えようと大きな意志を持った訳ではなく、このことがきっかけで自然と行動変容が起きました。
生活が整い痩せやすくなるなんて、メリットだらけです。
”まずは1週間、お部屋を整頓して生活環境を整える”
今日から片付け始めよう
それでは今回のまとめです。
部屋が片付くことで物事に取り組むハードルが下がり、行動力が上がる。
必要なモノが把握でき、無駄な出費が減る。
上記のことがダイエットにもつながっていく。
散らかった部屋で過ごすとコルチゾールが分泌され太りやすくなる。