お部屋が片付いたら次にして欲しいこと、それは睡眠を整えること
ダイエットと睡眠が無関係だと思っていたら大間違いよ。睡眠が乱れていると頭がスッキリしないだけでなく、肌荒れしたり、太りやすくなったり、美容にも影響あるんだから
そうなの。せっかくがんばっても睡眠不足でイライラしてドカ食いなんてこともあるからね(過去の私)。
まあね。わたしも以前は朝起きられないことに苦労していたんだけど、睡眠を整えてから大きく変わったよ
よし、それじゃ行くよ
こんな人におすすめ
・寝つきや目覚めが悪く、睡眠の質に問題を抱えている
・朝スッキリと目覚め、良い一日をスタートしたいと考えている
・ダイエットをしているけどストレスでドカ食いしてしまうことがある
睡眠不足だと太りやすい?
睡眠することによって私たちは一日がんばった脳と体を休めています。
この寝ているときには様々なホルモンが分泌されているのですが、美容女子がおさえておきたいホルモンをご紹介します。
成長ホルモン
レプチン
グレリン
成長ホルモン
成長ホルモンは寝ている間に傷ついた細胞の修復や疲労回復を行なっています。
また肌のハリや潤いを保つためにも重要なホルモンで、美肌を目指す女子には欠かせません。
レプチンとグレリン
レプチンとグレリンは食欲のコントロールに関わっているホルモンです。
レプチン
レプチンは別名満腹ホルモンとも呼ばれ、睡眠時間が短いと減ってしまいます。
そのため、満腹感を感じにくくなってしまいます。
グレリン
逆に空腹ホルモンとも呼ばれるグレリンは睡眠が短いことで増えてしまいます。
そのため、空腹感を感じやすくなってしまいます。
寝不足で食欲がおかしく
上記のことから、皆さま既にお気づきかとは思いますが、睡眠不足だと食欲が増進し、過食しやすくなってしまうんです。
ということは結果的に太りやすくなってしまいますよね。
免疫も下がる
睡眠が不足することで免疫が下がるとも言われているので、毎日元気に過ごすためにもしっかり寝ることが大切です。
睡眠の基本知識
交感神経と副交感神経
わたしたちの体内では常に交感神経と副交感神経という2つの自律神経が働いています。
活動的な日中は主に交感神経、休息のタイミングで主に副交感神経が優位になって働いています。
夜になっても興奮した状態が続いていたらなかなか寝つけませんよね。
そのため、朝から夜にかけてこの2つの神経が上手く切り替わることでより良い眠りにつくことができるのです。
レム睡眠ノンレム睡眠
レム睡眠とは体が休み脳が活発な状態で、ノンレム睡眠は脳が休んでいる状態です。
眠り始めから90分のノンレム睡眠時が一番深い眠りで、成長ホルモンもこのときに多く分泌されています。
睡眠の質を考えたとき、この時間帯でしっかり眠ることがとても重要です。
睡眠を整えて痩せるために
夜寝る前はリラックス
夜寝る前は心と体がリラックスしている状態が理想です。
あれこれ考え事をしたり、情報量の多いテレビやSNSなんかを寝る直前まで見ていたら頭は休まらないですよね。
当時の寝つきは悪く、夜中に2度3度起きてしまうことは当たり前、そして目が覚めたときにも枕横にあるスマホを見てしまい、再度眠りにつくのにも時間がかかる‥という感じでした。
気合を入れて寝る前に運動をして、眠れなくなってしまったことも‥
そんな間違った行動をせず、夜にリラックスした状態になるには下記のことがポイントです。
正しい入浴
光の調節
適度な運動
自分に合った枕
食事はよく噛む
一つずつ見ていきましょう。
正しい入浴
人の体温は一日の中で多少変動しています。
活動量の多い日中は内臓などの深部体温が少し高く、ゆっくり過ごす夜は低くなります。皮膚表面の温度はこの逆です。
深部体温が下がり、皮膚表面の温度が上がったときに眠気が来るので、このときに眠りにつけるのがベストになります。
そしてこの深部体温を上手に下げて気持ちよく眠りにつく方法として入浴が上げられます。
入浴によって体が温まり深部体温は上がるのですが、その熱が血流に乗って皮膚へ運ばれ、皮膚表面で熱を失うことで脳や内臓が冷たくなり、眠気が催されます。
ポイント
上がった深部体温が冷たくなるまで90〜120分かかるため、入浴は寝る時間から逆算してそれまでに済ませておくようにしましょう!
熱いお湯は刺激となるので、38度前後のぬるめのお湯に15分程度浸かるのが良いですね。
なかなか毎日入浴をするのは難しいと思いますが、時間があるときは上記を意識して入浴してみてください。
すぐ寝たいときは入浴よりもむしろシャワーで済ませた方がよく眠れる(寝る直前に入浴で体温が上がると寝つきにくくなってしまうため)ので、その日の気分やスケジュールに合わせて選んでいきましょう。
光を調節する
日中は明るい光を浴び、夜にかけて照明を暗くしていくのが良い眠りにつくポイントです。
ブルーライトは眠りを誘うメラトニンを減らしてしまうので、夜は暖色系の灯りが良いですね。
またスマホのブルーライトも寝つきを悪くする原因となるので、寝る1時間前は触らないようにしましょう。
スマホは近くにあると気になってしまうので、寝室や寝床には持ち込まないと決めてしまうのがオススメです。
そして夜にメラトニンがちょうどいい時間帯に分泌され寝床に着くには、夜だけでなく朝の過ごし方も重要です。
メラトニンは朝に光を浴びたおよそ16時間後に分泌されるので、朝目覚めたらカーテンを開けてしっかり朝日を浴びましょう。
朝日を浴びることで覚醒し、スッキリと一日をスタートできます◎
また朝の光に関しては、目覚める30分前から徐々に明るくなるのがいいと言われています。
今は自動でカーテンを開けることができたり、光目覚まし時計なるものが発売されているのでそれらを上手く活用すると良いかもしれませんね。
適度な運動をする
日中の活動量があまり少ない日って眠れませんよね。
わたしは休日に思い返しても何をしていたかわからない、ダラダラと過ごす日々があったのですが(今でもあるかな‥)、疲れていなさ過ぎて真夜中過ぎても眠れないなんてことがしょっちゅうありました。
休日を境に睡眠のバランスが崩れ、スッキリしない1週間がスタート‥なんてもう1週間乗り切れないですよね。
運動といってもあまり激しい運動をする必要はありません。
むしろ激しい運動はその後に深部体温を下げようとして眠くなってしまうことがあります。
時間帯にもよるのですが、軽く体を動かして程よい疲労感があれば夜ぐっすり眠ることができると思います。
枕は自分に合ったものを
枕は自分に合った高さでないと、首や肩の筋肉に負担がかかり痛みを起こしたり、喉が圧迫されていびきをかく要因となったりします。
自分の枕が合っているかどうか確かめるには、寝返りをスムーズにできるかどうかがチェックポイントです。
もし寝姿勢が辛いということがあれば、それは枕が合っていない可能性もあります。
枕専門店などで自分に合う枕を紹介してくれたりもするので、「自分に合う枕がわからない」という方は一度訪れてみるといいかもしれません。
食事はよく噛んで
食事をよく噛むことで脳へと刺激がいくので、体をしっかり目覚めさせてくれます。
健康的にも、ダイエット的にもよく噛むことはメリットが多いので、意識して見てください。
口に運ぶ度に何十回と回数を数えていたら疲れてしまって‥。同じような方は、ぜひよく噛むことだけでも意識してみてください。
少なくとも流し込むようなことはなくなって噛む回数は増えると思います。
眠れないときはどうしたらいい?
眠れないときってどうしたいいの
布団の中で「眠れない眠れない。あー明日仕事なのに」となることありますよね。
しばらく眠れないと眠れないことに焦ってしまって余計眠れなくなってしまったり。
このように、もし寝床に入ってもなかなか寝付けないような日は一旦布団から出てしまいましょう。
読書をしたり、音楽を聴いたり、自分がリラックスできることをして、眠たくなってきたらもう一度寝床に向かいましょう。
起きたときにスマホを見たり、テレビを見てしまうと返って覚醒してしまうので気をつけましょう。
何時間寝たらいいの?
最も死亡率が低いと言われている睡眠時間は6.5~7.5時間
おそらくこれよりも少ない人が多いのではないでしょうか。
一部ショートスリーパーやロングスリーパーと呼ばれている方たちは例外ですが、多くの方は上記の時間が目安になります。
必要な睡眠時間は個人差もありますが、今体調が優れなかったり、疲れが取れないという方は改善の余地があると思うので、ぜひこの機会に自分の睡眠を見直してみてください。
女子のお悩みと睡眠
鉄欠乏性貧血
便秘
冷え性
どうして睡眠と関係があるのかお話していきます。
鉄欠乏性貧血
毎月の生理や出産により女性は貧血になりやすいですよね。
貧血になるとイライラしやすくなったり、疲れやすくなってしまいます。
そして体を動かすのが重だるく、活動量が減ってしまい、夜眠れなくなることにつながってしまうのです。
わたしも以前食生活が乱れていた頃に鉄剤を内服していた時期があったのですが、体が整ってきた今と比べると自分の活気の違いを感じます。
もし健康診断などで指摘を受けている場合は治療を行ったり、一緒に食事を改善していきましょう。
便秘
腸内環境が悪化すると副交感神経の働きが悪くなり自律神経のバランスが崩れてしまいます。
睡眠と自律神経は影響し合っているので、便秘気味な方は腸内環境を整えていきましょう。
冷え性
先ほども触れたように深部体温が下がり、皮膚表面の温度が上がると眠気が強くなるのですが、冷え性の方は手足の血液循環が悪いので深部体温をスムーズに下げるのが難しくなってしまいます。
それによって寝つきが悪くなったり、睡眠の質が落ちてしまうことがあるのです。
足が冷えてお悩みの方は入浴でしっかり体を温めたり、布団に入る前まで靴下を履いて温めておくなど対策をすることで改善されるので、ぜひ試してみてください。
寝ているときも靴下を履くと熱を上手く放散できなくなってしまうためNG
良質な睡眠で痩せ体質になろう
私たちは睡眠によって心身のメンテナンスを行っており、睡眠不足によりイライラしたり、太りやすくなってしまうなど、健康、美容のためにも良質な睡眠は欠かせない。
良い眠りにつくには寝る前の過ごし方だけでなく、日中の過ごし方も大切であり、朝と夜でメリハリを持って生活することが大事。
冷え性など、もし今抱えているカラダの不調があれば、治療を行ったり、対策を行って少しずつカラダを整えていこう。